【フルイドアート】絵具を焦がしてメディウム等では得られない質感を出す

個人作品
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絵具を焦がして通常では得られない質感を出してみました。
※真似する方は下地を厚くするなどしてキャンバスが燃えないようにし、十分に換気ができる環境等を整え安全に心がけてください。

この製作は動画でも確認できます。

記事の方ではもっとわかりやすく製作過程を紹介します。
絵具、メディウム、水の割合は2:2:1シリコンオイルは全ての色に2滴ずつです。

1色目

下地を既に厚く塗っておいた為、動画には残っていませんが、普通にアクリル絵具のジェットブラックを使っております。アクリル絵具を5回程乾いては塗ってを繰り返したのでかなり厚めの下地です。

そして1色目に黒….

当初は違う色を使うつもりだったので下地に黒を選びましたが、結局黒にするなら下地は違う色で良かったかも….
とかなんとか思いながらとりあえず作業を続けます。笑

2色目

2色目はメタリックなブルーを採用。
Amsterdam(アムステルダム)のパールカラー(白)に少量の青を混ぜて作りました。
毎回絵具を作る時は重さをきちんと測っているのですが、パール系は元の水分量が少ないのか、他の絵具に比べて思ったより絵具の伸びが悪い気がします。パール系を使う方はちょっと水を多めに入れたほうが良いかも知れません。

3、4色目

3、4色目はこんな感じで超ライトなグリーンとゴールドを垂らしてみました。

この超ライトなグリーンはホワイトにほんのちょっとだけ緑を混ぜて作ったので市販の色ではありません。
ゴールドはリキテックスのゴールドそのままです。

ドライヤーを使用

やっぱりキャンバスを傾けるよりドライヤーを使ったほうが印象の強い模様ができますね!周りの色もドライヤーの強風で良い伸び加減です。

注目 バーナーで燃やす!!

普通に炙りました笑

セルを発生させるような火の当て方ではなく、もはや物を燃やす時の当て方です。
焦げるまでいきました。

この時、絶対体に良い訳がないような異様な臭いがします。
できるだけ煙は吸わないようにして下さい。
それと同じ箇所にバーナーの炎を当て続けていると当然熱もこもり続け、出火の原因にもなるので十分に注意して下さい。
絵具がグツグツと沸騰を始めたら一旦炎を離し、少し時間を置いてからまた加熱するなどをしてケガをしたり、火災が発生しないようご注意下さい。

焦げ目に着色

せっかくなので焦げ目に若干の着色を行いました。
真っ黒な墨のような状態だったので赤から中心に向かって赤黒くする事でまるで隕石が落ちた後のような力強い感じを演出する事にしました。

完成

今回の主なコンセプトであるメディウム等では表現できない質感を出す。というのはクリアできたと思います。
実際に触ってみるとかなりガザガザで本当にクレーターのような仕上がりになりました。

最後に蓄光パウダーで装飾

電気ONの状態

OFFの状態

部屋に飾っておくと、寝る時など部屋を暗くした時にまた別の姿の作品を楽しめると思います。

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