アクリリックフルイドアート(ポーリング、垂れ流しアート)に必要な道具、材料

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アクリリックフルイドアート(ポーリングアートや、最近では「たらしこみアート」などと言われ、日本でも人気が出ているアート作品)の制作に必要な道具や、材料、やり方を説明しています。

必須 
・絵具   
・キャンバス
・ポーリングメディウム   
・コップ(紙、プラ)   
・マドラー(筆)

あると便利な物
・筆、刷毛
・ナイフ
・アクリリックバーニッシュ(スプレータイプのニス)
・ビニール手袋
・ジェッソ

セルを出したい方
・シリコンオイル
・ヒートガン(ガスバーナー、ドライヤー等で代用可能。)

今回は上記の必要な道具をどのような場面で使用するかなどを詳しく紹介します。

 

絶対必須、絵具

当然ですが、必要な道具です。
Acrylic fluidart art (アクリリックフルイドアート)のアクリリックとはアクリルの事です。
“アクリル絵具”を準備しましょう。
こういう事を言われると水彩絵具や油絵具でもやってみたくなる人もいるかも知れませんが、とりあえず変化球は慣れてから!

まずは基本に忠実にやってみましょう!

ちなみに私はこのようなセットを購入しています。
最初は通常サイズの20mlでしたが、それだと小さいキャンバス2枚分が足りるか足りないかくらいの量なので継続してアクリリックフルイドアートを楽しみたい方はこういった買い方をオススメします!

 

絶対必須 キャンバス

こちらも必須アイテムです。私は最初厚めの紙なら…とダンボールや厚紙でやってみたりしてみましたが、全て湾曲してしまいました。原因は通常の絵より水分量も絵具の量も多いからだと思います。
せっかくなら自分で作った作品をお部屋などに飾っておきたいし、キャンバスを使う事でグッと本格的にも感じられるのでキャンバスを使用する事をオススメします!
ちなみに写真は左からS0 M6 B3 というサイズのキャンバスですが、初めての場合は1番左のS0がオススメです。

 

必須 ポーリングメディウム

メディウムには様々な種類があり、基本的には絵具の質感を変えるものが多いです。
アクリリックフルイドアートで使用するのはこの”ポーリングメディウム”。
ポーリングメディウムは絵具同士を混ざらなくさせ、マーブル模様を作るのに適しています。
配合などは各記事にも紹介しておりますが、大体は

絵具    メディウム  水   
2     :         2       :    1


で、やっています。
小さいキャンバスで、なん色使ってもトータルが40gくらいになれば問題ないと思います。

例えば…
絵具4g+メディウム4g+水2g=10gx4色の40gという具合です。

 

コップ(プラ、紙)

絵具同士やメディウム、水などを混ぜるのに使用します。
これは90mlでかなり小さめのですが、一色を作るには十分なサイズです。

 

マドラー・筆

“マドラー”として紹介しておいてすみません。私はマドラーを使ってません。笑
“とりあえず何かかき混ぜる物”
が必須アイテムです。
アクリリックフルイドアートにおいて、混ぜが足りないというのは1番最悪です。
何度も苦い思いをしました。

私は苦い思いをしすぎてマドラーやスプーンなどを卒業して、毎回洗う手間はかかるものの”筆”を使用しています。

あると便利な物 筆

上記の通り、絵具などをかき混ぜるのにも使える筆ですが、ジェッソなどで下地を作る際には必要になってくるのであっても良いと思います!

ちなみにですが、絵筆に関して100均などの物はおススメしません。
絵具を混ぜる際に絵筆の毛が抜けるとそのまま作品に残ることになります。
ほんと最悪です。笑

画材屋などでは平均1本700円くらいの筆ですが、そんなに上等である必要もないし、数もあればあるだけ助かるので通販などがおすすめです。

 

ペインティングナイフ

あまり馴染みがないかも知れませんが、本来は油絵などに使う”ペインティングナイフ”という道具です。(写真、洗ってなくてすみません笑)

フルイドアートでは、キャンバスに絵具を垂らしたあと、氷柱のように垂れ続ける絵具を切るのに使用します。
無くても他の物で代用はきくと思いますが、あるとかなり便利です!

ジェッソなどの下地を平らに塗りたければ必須のアイテムですね。
他にも粘土やボンドなどを使用する際の細かい作業もできちゃいます!

 

バーニッシュスプレー

平たく言うと”ニス”です。
作品が乾いた後に仕上げで塗布します。
塗るタイプだと刷毛の後がつくのでスプレータイプがオススメです。
作品の劣化を抑制できるので使用する事をオススメします。

つや消し、つや出し等の種類があるのでお好みで選ぶとよいと思います。

 

ビニール手袋

アクリリックフルイドアートはキャンバスを手で持って絵具を流すので直接手に絵具がかかる形になります。気になるのであれば使用する事をオススメします!

追記:2020.5.5
コロナウイルスの影響…?によりなぜかビニール手袋が高騰し、入手すら困難な状況になりました。なぜ手袋?という感じですが通販、店頭どこに行っても無いor高額…
そこで使い捨てでないゴム手袋を使用したところ、使い捨てビニール手袋よりもグリップ力も高くかなり具合が良いのでそちらをお勧めします。
(洗う手間は増えますが…)

薄手のほうが使いやすいと思うでこちらおススメしておきます。

 

ジェッソ・メディウム各種

どちらも下地や絵具に混ぜて使用し、仕上がりの質感を変えたりする事ができます。
変わり種として色々試してみるのも楽しいので是非挑戦してみて下さい!

写真内上のパック詰めされている物がジェッソといって左の物が微粒子、右の物が極粗粒子の物です。
(S=微粒子 M=標準粒子 L=粗粒子 LL=極粗粒子)

絵画などを描く方は標準粒子を使うことが多いと思います。
ジェッソはキャンバスへの下地として利用され、キャンバスの表面を平坦にするだけでなく、絵具の定着を良くしたり、発色を良くしたりという万能な効果があり、キャンバスだけでなく木材や石材に塗装する際にも下地として使用することができます。
何層にも塗って完全な平面を目指す方もいるようですが、1~2層、多くて3層も塗ればアクリリックフルイドアートのような絵具を大量に使用する作品には問題ないと思います。
ちなみに絵具として使用するのはひび割れの原因にもなるので控えましょう。

そして写真内の6つセットになっている物は左から
・セラミックスタッコ
・レジンサンド
・グラスビーズ
・ホワイトオペークフレーク
・ライトモデリングペースト
・ブレンデッドファイバー
です。(相変わらず写真が雑…)

リキテックスのテクスチュアジェルセットを記事にしたものがあるので気になる方は是非ご覧ください!


↓セルを出したい方へ

シリコーンオイル

シリコーンオイルを選ぶ際には純度100%の物を選んで下さい。
正直サラダ油やヘアオイルでも同じような効果は得られるのですが、私の経験上やはりオイルの純度の分反応が大きいと感じました。

派手なセルを出したい方には必須アイテムだと思うので是非1度使用してみてはいかがでしょうか!

 

ガスバーナー・ドライヤー

ドライヤーは熱より風が強いのでセルを作る際に元の模様まで変わってしまう可能性があります。逆にいえばわざと模様を変えるという使い方もあり、そちらは実践している記事があるので是非ご覧ください。

ついでにガスバーナーも使用しているのでセルを出したいと思っている方は必見の内容となっております!
そしてこのガスバーナーですが、逆さまでも使える物というのが意外に便利なんです笑
ご使用には十分にお気を付けください!!

 

その他様々使ってみると便利な道具はたくさんあると思うので見つけ次第また記事にてご紹介していきます!

最終更新:2022.6.08

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