【アクリル絵具】ターナー『U-35』シリーズレビュー【絵具、マットポーリングメディウム】

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ターナーU-35
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皆さんご存知のターナー色彩株式会社より、新商品『U-35』が発売されました!
なんといってもパッケージのデザインが目を引きますよね!
2020年の年末ごろから色んなお店が扱うようになっており私も近所の画材屋で見かけた時はこのパッケージに一目惚れでした!笑

そして何より驚きなのがその価格。
絵具にはA.B.C.Dと言ったようなランクのようなものがあり、そのランクがA→B→C→D…と上がるにつれて値段も上がっていくのですが、この『U-35』はABのランク帯とCDのランク帯が一緒になっており、AB(20ml)で270円、CD(20ml)で390円と、かなーりリーズナブルな価格設定になっています!(あとチューブのデザインも痺れるほどかっこいい)

それにさらに皆さんに知って欲しいことは『U-35』シリーズは絵具だけではなく「メディウム」の種類も豊富でかなりお安く手に入るという事です。
私が知っている限りでも
・ソフトジェルメディウム
・レギュラージェルメディウム
・ヘビージェルメディウム
・ライトモデリングペースト
・モデリングペースト
・ペーパーペースト
・ガラスビーズメディウム
・グロスメディウム
・マットメディウム
・グロスバーニッシュ
・マットバーニッシュ
・シルクスクリーンメディウム
・クラッキングプライマー
・ストリンギングメディウム
・グレージングメディウム
・コースパミスジェル
・リターダー
・ポーリングメディウム
・マットポーリングメディウム
・ジェッソ(白、黒)
と、これだけの種類が出ております。
(もしかしたら他にもあるかも…笑)

しかも

メディウム類はめちゃめちゃ安い!!
その日私が購入したのは、20ml絵具12本セットとクラッキングプライマー、マットポーリングメディウムだけですが、ポーリングメディウムに至っては今まで使っていたLiquitexの240mlで1650円の物に対して『U-35』は1000mlで1900円。
4倍近くお得ってどういうこと…笑
思わず店員さんに確認をしてしまいました、笑

ですが実際に使ってみないとこれが本当に良いのかもわかりません!
という事でこの記事では、『U-35』シリーズ、絵具の使用感とマットポーリングメディウムについて詳しく紹介して、クラッキングプライマーやその他メディウムに関してはまた他の記事でご紹介させていただきます。

 

U-35 絵具の使用感とレビュー

私はこの写真の通り、20mlの12本セットを購入しました。
色の種類は画像左から
・キナクリドンマゼンタ
・ナフソールレッドライト
・ハンザイエローオペーク
・パーマネントグリーンライト
・フタロブルー(グリーンシェード)
・コバルトブルー(ヒュー)
・ウルトラマリンバイオレット
・イエローオーカー
・バーントシェナー
・ジェットブラック
・チタニウムホワイト
です。
どれもノーマルではないすごくおしゃれでかわいい色たちって印象です。

 

 絵具の使用感

私の場合、絵具をそのまま使用する事は少なく、ほとんどの場合が水と合わせて使うのですが、水と馴染むのにはちょっと時間がかかる印象です。
普段使っているAmsterdamの絵具と比べると、かなりの差を感じました。
フルイドアートをやっている人の多くは筆ではなく木の棒やマドラーなどで混ぜる事が多いと思いますが、この『U-35』は木の棒やマドラーでは中々混ざらず、筆を使って馴染ませる必要があるので注意が必要です。
しかし、それにしても色はなんとも鮮やか。
一言で、まさに「美しい色」という感想です。ターナーさんすごい。

 

作品の作成例

今回使用したものは

U-35絵具
・キナクリドンマゼンタ
・パーマネントグリーンライト
・コバルトブルー(ヒュー)
・チタニウムホワイト
の4色

U-35マットポーリングメディウム

水性ペンキ(透明)
(水性ペンキは、絵具1:水性ペンキ2くらいの割合でいれると絵具の滑りも良くなり、アクリル絵具の場合は特に割れ防止にもなるのでオススメです!)
※水性ペンキ(透明)←重要

シリコーンオイル、ヒートガン(セルを発生させたい為。)

↓制作の過程は動画でも確認する事ができます。↓
動画(ただいま準備中です。)

今回のフルイドアードの割合は
絵具1:水1:水性ペンキ2:マットポーリングメディウム1.5〜2:シリコーンオイル3〜5滴です。
(下の方にも書いてますが、U-35のマットポーリングメディウムは粘度が高かった為、最後に少しずつ水を追加して調整して下さい。)

 

まずは1つのカップの中に作った絵具を数回に分けて入れて、そのカップをひっくり返して少しずつずらしてみました。

 

ずらしたカップから出てきた絵具をキャンバス全体へ行き渡らせます。

 

そして最初に1回、途中に1回、最後に1回ずつヒートガンでセルを発生させます。
そして完成した物がこちらです。

 

なんと、乾燥させていた机が少し斜めになっていたらしく、端の方が少し寄れてしまいました……皆さんはご注意下さい。。

しかしそれにしてもターナーのU-35シリーズの発色は本当に美しいですね!
今回はマットなメディウムを使った為、当然ですが光沢はあまり出ていません。
が、この色の鮮やかさなら光沢を出した方が良かったかも知れませんね〜笑
(通常のポーリングメディウムもU-35シリーズで発売されているのですが、私はまだリキテックスのポーリングメディウムが数本余っているので購入を見送りました。)

 

マットポーリングメディウムの使用感

ターナーU-35のマットポーリングメディウムはリキテックスのポーリングメディウムに比べてかなり粘度が高いです!
最初に絵具を溶かす為、水と絵具は1:1で入れているのですが、マットポーリングメディウムの粘度が高かった為、最終少し追加で水を入れて調整しました。
しかしこの粘度が高いという特徴はフルイドアートに置いてすごい相性の良い部分だと感じました。
非常に扱いやすい良い商品だと思います!

 

感想

今回初めて、ターナーのU-35シリーズから絵具とマットポーリングメディウムを使ってみましたが、まず絵具の発色の美しさは抜群で、販売している色はチューブから出したまま、他の色と混ぜる必要もないほど特徴的でそのまま使えるくらいの素晴らしい絵具だと思いました。
一色一色がそれだけで息を呑むほどの鮮やかさ…

しかしフルイドアートという点に置いてはやはりスタートの水との混ざりにくさがすごく痛い!!私の経験上、リキテックスも本当に混ざりにくく、その点に置いてはAmsterdamやシャトルアートなどのメーカーがやはり使い勝手は良いですね。
しかしターナーU-35は色がすごく良いので、ちょっと面倒ではありますが、筆を使って時間をかけてでもゆっくり溶かして使っていきたいと思います。

皆さんも一度ターナーU-35シリーズを使ってみてメイドインジャパンの底力を感じてみて下さい!

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